テセウスの船(漫画)の濃いネタバレと結末!過去の文吾が怪しすぎてヤバイ!

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テセウスの船(1) (モーニングコミックス)

テセウスの船のあらすじ

この作品は、主人公の心(しん)が自分の父親が起こした殺人事件によって、殺人犯の息子として苦労をしながらもたくましく生きてきた様子から始まります。

この殺人事件というのが21人もの死者を出したという事件なので、かなり強烈な事件ですね。

心が30歳になった今でも、その事件は世間を騒がせていました。

犯人であるとされる、心の父親、文吾がいまだに無罪を主張していることから、週刊誌の良いネタにされているようでした。

心の妻である由紀はその事件を独自に調べ、えん罪の可能性に気づきます。

出産時の不慮の事故で死んでしまった由紀の代わりに、心はこの殺人事件を調べることにするのでした。

その後、現場に行った心は、なぜか過去にタイムスリップをしてしまい、文吾の事件を生で追うことになるのでした。

文吾は果たして、本当に殺人をしたのか、それともえん罪なのか、過去の文吾の行動が怪しすぎる点に要注目ですね。
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テセウスの船のネタバレ!

殺人犯の息子?事の発端となった殺人事件が怖すぎる!

テセウスの船とは、パラドックスのひとつです。

その昔、クレタ島から帰還した英雄、テセウス船を後世に残すため、修復作業が行われました。

古くなって朽ちた部品を徐々に新しい部品に交換していくうち、当初の部品はすべてなくなりました。

ここで矛盾が生じます。

果たしてこの船は最初の船と同じと言えるのでしょうか。

そして、これが人間だったらどうなのでしょうか。

そんなことを考えながら、この物語の主人公、心は歩いています。

人の体の中では、毎日3千億個の細胞が死に、そして生まれていると言います。

これが数か月すると体のほとんどの細胞が入れ替わることになりますが、それで別人になるということはありません。

今の俺を作ったものは…

そう考える心。

「経験と記憶…そして、過去。」

つぶやいた心は、昔のことを思い出しました。

「よく聞いてね心…」

そう言いながら、神妙な顔で話していた母親。

「お父さんは殺人犯なの。だから私たちはひと様の前で笑顔や涙を見せられる立場じゃないからね」

と、小さい頃から教わっていた心。

外では決して笑ったり泣いてはいけないと言われます。

ここで目が覚ます心。

今までのは全て夢だったことに心は気づきます。

ブィーン…!

目を覚ました心はパソコンを開きます。

カタカタ…

カチッ!

音臼小無差別殺人事件と入力した心は、そのページをクリックしました。

BBSを確認した心は、ホッと一息をつきます。

「大丈夫そうだ…BBSにも目立ったことは書かれていない」

そうして洗面台へと向かう心。

バシャバシャ!

バシャ…!

顔を洗います。

そこにやってくる、大きなお腹を抱えている、由紀という女性。

「どうした!?大丈夫?」

心は妊娠中の由紀を労わります。

「うん…ちょっとお腹痛くて。もうすぐ産まれると思う。」

と由紀は言いました。

もうすぐ心は父親になるようでした。

心は、ある事件のせいで、家族ともども多くの苦労をしてきました。

事件のことがバレるたびに心の母親は借金をして引っ越し、心は転校させられていました。

心の母親は毎日寝ずに働いて、申し訳ございませんといつも謝って、女手一つで心たち子供を育てたのです。

「親孝行してあげたいよね…お義母さんだってやりたいこととか本当はあったんだろうし…」

そう話す由紀は、心の母親とも良好な関係のようでした。

「心、あなたもよ!何のために教員免許とったの!?まだまだチャレンジするべきよ!!」

そう言われた心は、

「俺は…夢はもうあきらめた。殺人犯の息子じゃ無理なんだよ。」

と哀しげな目で言いました。

そう、心の父親は殺人の罪で捕まっていたのです。

「実は私あの事件について少し調べてるの。」

そういって由紀は新聞のスクラップなどまとめたものを心に見せます。

事件の発端は、音臼村(おとうすむら)という所にありました。

当時、その村では不可解な事故や事件が起きていたと言う由紀。

村の5歳の女の子が除草剤を誤飲して死亡、3月にはその女の子の姉が失踪し行方不明…などという事件が続いていたと言います。

心の父親は警察官でしたが、当時心の父親だけがこれを事故ではなく事件として捜査していました。

「さらにその翌月には村人の変死事件が起きてて、その矢先にあの殺人事件が起きて…」

と由紀が言うと

「やめてくれ…!もういいんだ…」

と辛そうな心。

「もう過去とは決別するんだ。この子には絶対俺と同じ思いはさせない」

と、由紀のお腹を触りながら、心は言うのでした。

そうして、翌日、由紀が出産をします。

しかし、その出産を機に由紀は死亡してしまうのでした。

場面は、由紀の葬式。

由紀の葬式では、由紀の父親が泣いていました。

「お前のせいだ!殺人犯の息子との結婚など許すんじゃなかった…!!!」

そう心に向けて叫ぶ、由紀の父親。

そして、

バン!!

雑誌の記事見せながら、由紀の父親は

「こんな環境に孫は置いておけない!我々が引き取らせてもらう!!」

と言うのでした。

今から28年前、北海道音臼村で起きた、心の父親、文吾の事件。

小学校のお泊り会で夕食時に突如39名が腹痛や吐き気を訴え、病院に搬送されました。

児童16名と5名、合わせて21名が死亡したこの事件。

その後の調べで夕食時に出されたオレンジジュースに、青酸カリが混入されていたことが判明しました。

さらにその後警察は文吾の自宅から青酸カリを押収し、それが決めてとなって文吾は逮捕されたのです。

心は、今でも殺人犯の息子として扱われることに、恐怖を覚えます。

いつまで続くのか…確かに俺なんかが父親じゃないほうがいいんじゃないだろうか…

心はそう考えるのでした。

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突然濃い霧に包まれる心!目を覚ましたその後がヤバい!

どうしたらいい…どうしたらいいんだろう…

そう考えながら、ハーモニカを吹く心。

子どもが由紀のお腹にいるときから、よく聴かせていました。

すると、子どもが笑顔を見せます。

「アッ」

と言いながら天使の笑顔を見せる子ども。

この子の父親は俺しかいない…

そう考えた心は、自分一人で育てることを決めるのでした。

その後、心は由紀の残した文吾の事件の資料を見ます。

そこには、えん罪の可能性があると書いてありました。

こうして、心は由紀の後を継ぎ、文吾の事件について調べることにするのです。

「俺、21人を殺したという佐野文吾に会ってくるよ」

そう母親に話した心は、父親のいる刑務所に会いに行くことにします。

担当の弁護士に連絡を取った心は、その時間まで先に音臼村にいくことにしました。

未来と名付けた娘に笑顔を見せ、出発する心。

ザー…ッ

音臼村に着いた心ですが、現地では強い雨が降っています。

今は廃墟となっている音臼村ですが、当時は1200人ほどがここで生活していました。

現在はダム建設が進み、数か月後には今心がいる場所は水に沈むそうです。

そうして、音臼小学校の跡地に到着した心。

初めてここにきた心は、

「ここがあの音臼小学校か…」

と、複雑な心境を抱いているようでした。

その時、心を濃霧が包みます。

サァーッ…!!

どんどん広がっていく濃い霧。

「なんだ!?この霧…?音も何も聞こえない。どうなってる!?」

そう思っているうちに、心は気を失います。

ドサッ!

倒れた心が最後に聞いたのは、冷たい風の音でした。

ヒュウウウウ…

そして目が覚めると、目の前には無くなったはずの音臼小学校があったのです。

雪の中、倒れていた心は、自分の目を疑います。

「な、なんでここに校舎があるんだ!?それに、雪…?」

と、さっきまでとは全く違う目の前の景色に戸惑う心。

さらには携帯の電源も入らなくなっており、心は連絡手段を失っています。

さまよう心は、佐野と書かれた表札のある家を見つけます。

その家の前に、倒れている女の子がいます。

「な!?誰か!!誰か救急車を!!!」

必死に叫ぶ心は、その女の子を病院へと運びます。

その後、心はその女の子が自分の姉であることに気づくのでした。

由紀の残した資料にも、この日のことは書いてありました。

そこには1989年1月7日、佐野鈴ちゃんが自宅屋根の除雪中に転落と書いてあったのです。

タイムスリップしていることに気づいた心。

あの濃霧は、タイムスリップの予兆だったのでした。

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過去に来た心!千夏の事件が謎すぎてヤバイ!

鈴が運ばれた病院に、焦った顔でやってきた一人の警察官。

「鈴ー!!」

そう叫んで病院に入ってきたその男の顔に、心は見覚えがありました。

その男こそ、佐野文吾、心の父親だったのです。

文吾は鈴の元へと急ぎます。

心は文吾に声をかけられずにいました。

殺人事件を起こす前の自分の父親に対し、複雑な心境でした。

それよりも、なぜ自分がここにタイムスリップしてきたのか、わからずにいた心。

「どうして俺は…ここにきたんだ!?」

しかし、考えても答えは出ませんでした。

そんな時、心の元に文吾がやってきます。

鈴の第一発見者は心だったため、お礼を言いに来たのです。

「本当にありがとうございました!」

そう言って手を差し出す文吾ですが、心は何とも言えず、さらには握手もできませんでした。

ずっと恨んできた相手がそこにいるのです。

文吾に対して背を向ける心。

「あの…これで失礼します。たまたま通りがかっただけなので」

そう言って心は文吾の元から逃げるように帰ります。

とはいえ、行く当てもない心は、病院の前にいました。

初めて会った文吾の雰囲気は、とても明るい雰囲気で、殺人をするような男には到底見えませんでした。

そんなことを考えていると、一人の女の子に話しかけられます。

「なんで濡れてるの?」

そう尋ねてきた女の子に、心は見覚えがありました。

その子は、由紀の資料に書いてあった女の子、千夏だったのです。

千夏はこの日、自宅倉庫でパラコートの誤飲をして死ぬ予定の、この病院の院長の娘でした。

そこで心は、パラコートを見つけ、懐に入れます。

千夏を救おうと考えたのです。

「あ!ドロボー!!」

そう叫ぶ千夏。

「え、いや、これは…。ごめん!」

そうして逃げるようにパラコートを持ち出した心は、雪道にそれを捨てました。

「これで事件は起こらないはずだ…」

そう安心した心。

ザッザッザ…

雪道を歩く音が聞こえた心。

その音の方を見ると、なぜか文吾と千夏が歩いてたのです。

文吾と千夏を見失ってしまった心は、二人を追いかけます。

心は由紀の残した資料を改めて見ます。

すると、千夏の事件の2か月後に千夏の姉明音が行方不明になっていることに気づくのでした。

同じ年に姉妹で事件が起こるということに違和感を持つ心。

「まさか…これも全部佐野文吾の犯行…?」

そう疑う心。

そんなことを考えていると、心は若かりし頃の自分の母親に遭遇します。

「あんた、こんな吹雪の中なにしてんの!?」

そう話す心の母親。

「今から病院いくからついてきな!ここにいたら危ないからね」

そう言われ、心はついていかざるを得ませんでした。

初めて見る明るい表情の自分の母親を見て、心は不思議な感情を抱きます。

あの事件がなければ…

そう考える心でした。

「今の俺なら過去を変えることができる…!」

そうして、心は過去を変える決意をするのでした。

病院についた心たちですが、すぐにまた外に出ることになります。

なぜなら、外で叫び声が聞こえたからです。

その叫び声の主は、文吾でした。

「誰か来てくれ!千夏ちゃんが…!!」

そう話す文吾の手には、意識を失った千夏がいました。

「そんな…過去を変えたのになぜ…?」

と、意識のない千夏を見て青ざめた顔をする心でした。

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パラコートを誤飲した千夏!文吾の家にあったものがヤバい!

心は、文吾に話しかけます。

「佐野さん…!どこにいたんですか!?」

そう話す心に、

「倉庫の前で倒れている千夏ちゃんを見つけた…もうその時には意識がなくて…」

そう話す文吾。

「嘘だ!俺は見た…!あなたが千夏ちゃんと歩いているのを!!」

と言う心。

文吾は、千夏が倉庫から出てきたところに居合わせたと言います。

泥棒の男を探していたという千夏に協力することにした文吾。

そのため、一緒に歩いていたというのです。

外は吹雪で危険だったため、千夏を倉庫に戻し、文吾は一人でその男を探していたようでした。

見つからず戻ってきたところで、倉庫の前で倒れている千夏を見つけたのだと文吾は言います。

自分のせいだと気づいた心。

ドクン…

ドクン…

心は動揺しますが、文吾には何も言いませんでした。

その後、文吾の家に泊めてもらうことになった心。

その家で、千夏が死んだことを心は聞きます。

「亡くなった!?原因はなんですか!?」

そう尋ねる心ですが、原因はこれから調べるそうでした。

結果、防ぐことのできなかった千夏の事件に、心は困惑するのでした。

千夏が最後に一緒にいた人物は文吾であり、そもそも文吾の話が本当なのか信ぴょう性はありません。

えん罪であってほしいと願う心。

しかし、もしも文吾が殺人鬼だった場合を考える心は、

「その時は…俺が殺してでも止めてやる…!」

そうつぶやくのでした。

その後、千夏の死因がわかった心。

やはりパラコートを誤飲して死んだということでした。

「俺が捨てたはずなのに…?」

そもそも一家に何個もパラコートがあることは考えられない、そう考えた心は、ふと思い立って文吾の家を漁ります。

すると、なんとそこには使用されたパラコートが置いてあったのでした。

その一方で、誰かが電話で報告をしています。

「ラムネだと騙し水で薄めたパラコートを飲ませるが、すぐに吐き出してしまった。しかしその後死亡。この前実験した猫よりも時間がかかった」

ガチャッ

電話を切ったその人物は、どこかへ行ってしまうのでした。

(この後さらに衝撃の展開へと続きます)
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感想

この作品は、読んでいてとにかく謎が豊富で、さらにその真相の追いかけ方も独特だったので、飽きずに面白かったです。

まだ謎は残っていますが、これからの展開に期待できるので、早く続きが読みたいですね。

タイムスリップした心は、果たして過去をかえることができるのでしょうか。

そもそも文吾が怪しすぎるので、本当にえん罪なのか、気になりますね。

千夏が死んでしまいましたが、さらなる犠牲者が出そうで今から怖いながら楽しみです。
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